世界U18選手権 日本、待望の初勝利もDiv. I Group A 残留ならず
2012.04.18
世界U18選手権最終戦はフランスと対戦した。60分で勝利し勝ち点3を取りたい日本は1P前半ゴール前の混戦からパックをたたき込まれ失点。その直後パワープレーで5対3となった日本は#23彦坂優(レッドブル・ザルツブルグ)のゴールで同点とする。続く2P、#12金子立樹のリバウンドで勝ち越すと、更に#5横山恭也(法政大)がゴール前の混戦を押し込み2点のリードとした。3P開始4分、得意のカウンターから#横山が今試合2ゴール目を決めた。
フランスは試合終了間際パワープレーで6人攻撃を仕掛け1点を返すものの試合はそのまま終了。日本はフランスに4-2で勝利しDiv.ⅠグループA残留はスロベニア対イタリアの試合結果次第となった。
日本対フランス戦の次に開催されたスロベニア対イタリア戦では、2P終了までにイタリアが3-0とリードをしていた。しかしスロベニアが3Pに一気に3得点を決め、試合を延長に持ち越し、ゲームウィニングショット戦で試合を決めた。この試合の60分終了時点で、日本戦を制しているスロベニアの最終勝ち点が日本と同点以上が確定した為、日本が2013世界U18選手権ディビジョンIグループBに降格することが決まった。
【試合結果】
日本 4 (1-1,2-0,1-1) 2 フランス
【日本の得点者】
10:55 G:#23彦坂 優(レッドブル・ザルツブルグ) A:#17鈴木 健斗(北海高)#3橋本 潤(北海高)
28:39 G:#12金子 立樹(駒大苫小牧高) A:#10佐々木 健真(武修館高)#4松金 健太(釧路江南高)
33:11 G:#5横山 恭也(法政大) A:#3橋本 潤(北海高) #24保田 勝平(日本大)
44:32 G:#5横山 恭也(法政大) A:#11寺尾 勇利(駒大苫小牧高) A:#24人里 茂樹(白樺学園高)
【日本のGK】
#20佐々木 章(武修館高)
【日本のゲームベストプレーヤー】
#12金子 立樹(駒大苫小牧高)
【選手コメント】
#12金子 立樹(駒大苫小牧高)
1Pから早いフォアチェックができた。今日のゴールはゴール前でスクリーンに入ることを意識していたので狙い通り得点できて良かった。今日負けたら降格がかかっていたので皆ひとつになって戦っていた。
#23彦坂 優(レッドブル・ザルツブルグ)
チーム第一なので勝てて良かった。これまで勝てる試合もあったが落としてしまった。勝利へのプロセスも大事だが結果が大事であった。来年は金メダルを目指し全勝したい。
#14川村 一希(清水高)
最後にみんなで国歌を歌えてよかった。足を動かしてフォアチェックに一番で行き、守りの意識を持ってプレーできて良かった。自分たちのセットで最後に得点できて良かった。
#2平野 裕志朗(白樺学園高)
最後勝たなければいけない試合で諦めない全員の気持ちが勝ちに繋がった。チャンスで決められずチームに貢献できなかったが良い経験ができたし、悔しさもあったのでこれから一年間この悔しさをバネにして来年の舞台に立てるよう頑張りたい。
#17鈴木 健斗(北海高)
初め先制されたがパワープレーで得点できて良かった。2P3Pは自分たちのペースで得点できた。最後の試合だったので勝てて良かった。
【最終順位】
(1) スロバキア 勝点:15 60分勝:5 延長勝:0 延長負:0 60分負:0 得失差:+24 得点:30 失点:6
(2) ノルウェー 勝点:9 60分勝:3 延長勝:0 延長負:0 60分負:2 得失差:+2 得点:22 失点:20
(3) イタリア 勝点:7 60分勝:1 延長勝:1 延長負:2 60分負:1 得失差:-3 得点:17 失点:20
(4) フランス 勝点:5 60分勝:1 延長勝:1 延長負:0 60分負:3 得失差:-7 得点:12 失点:19
(5) スロベニア 勝点:5 60分勝:1 延長勝:1 延長負:0 60分負:3 得失差:-9 得点:12 失点:21
(6) 日 本 勝点:4 60分勝:1 延長勝:0 延長負:1 60分負:3 得失差:-7 得点:14 失点:21
昇格:スロバキア
降格:日 本